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建国殿中斑系縞でルビー根も多く出していた個体の青です。
芸のよいものはすべて嫁にだし、青が数鉢残っただけです。その青も最初の頃は5万円ほどで需要がありましたが、生まれる子も青ばかりでだんだん興味も薄れて来ました。
親の系統は良く鈴鹿市のN氏系です。
それでももう何年も青なので、系統が良くても青は青だと諦めていました。
そんな諦め中斑の青ですが、二年前ぐらい前からわずかに条が入ったりしてきました。それでも青は青と思っていたら、昨年は縞も出してがぜん注目を寄せるようになりました。
今年はさらにはっきりとした幅広の天葉を上げてきています。
建国殿は全くの無地からでもこのように縞を出して来るというのが不思議ですが、これは堅条線があるから起きることなのでしょう。
堅条線の多い少ないは関係なく、堅条線がある品種であることが条件のように思います。金牡丹も無地から縞を良く出します。そう、そのわけは、金牡丹も堅条線を有する品種なのです。
建国の青には、縞への潜在的な能力が内包されているということなのです。
ただいつその能力を発揮してくれるか、それが誰にもわからないのです。だから数を集めて確率をあげるか、縞等を出していた系統の青などでやはり確率を上げたいわけです。
しかし建国もちょっと良いのは価格も高いので、手頃を数集めて気長に待つというのもありです。ただし少なくとも100鉢ぐらいはないとダメでしょうね。場所もくいますし100鉢あっても、変化がないうちはただのくそフウランで面白味もなにもありませんw
面白味もなにもない建国だけど、いつのまにか腰を下ろしてじっくり観察している時間が長いのも、この一見ただのくそフウラン群ですwww
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